インターネットで学習

≪Update:2017-07-26 07:27:46

インターネットが買えたのは仕事だけではなく、学習も同じです。これからの時代、通学する必要もなく、生徒が好きな時間に好きなところで授業を受けて、好きなだけ同じ講義を何度でも受けられるような時代が来るかもしれません。学校というスペースを必要としなくなる可能性すらあります。

もちろん、学校という場がコミュニケーションを発達させる場でもあることを考えると、学校不要論は少し行き過ぎた発想かもしれません。しかし、実際にインターネットにおける学校設立の試みが行われているのは事実なんです。

一部の大学ではかなり前から、ネットを活用した遠隔授業は行われていましたが、2007年にはソフトバンクが全ての講義をインターネットで行う「サイバー大学」を立ち上げて話題になりました。登校(スクーリング)をほとんど必要としない、ネット授業が中心の通信制高校も存在しています。今後、こういった形式の学校はどんどん増えていくでしょう。

今まで、学費や年齢、家庭的事情などから進学を諦めてきた人も、インターネットによる学習で高校・大学を卒業でき、教育格差を克服できる可能性があります。特に大学は、遠方にしかない場合は学費だけではなく一人暮らしをするための費用なども必要になり、新社会人になると同時に奨学金により莫大な借金を抱えている、という例が少なからず存在しました。また、社会人になってからの再受験は難しいという問題もあります。

インターネットでの学習が当たり前の社会になれば、そういった課題もおおむね解決できるでしょう。

Advertising
TO TOP